酵母たっぷり!

かさはらの家

2020年11月02日 19:19

リフォーム工事のお客様のところで

不要になったということで引き取ってきて

ゴミ置き場に放置されていた木桶・・・


よく見ると・・・


新品!

しかも、柿渋塗!

昔はどこの町にもあった桶屋さん・・・
最近は桶職人さんが減少してしまい
木桶文化は危機的状況らしい・・・
発酵の世界ではなんとか桶づくりを伝承しようと
若い職人さんたちが立ち上がり
大桶づくりを学んでいるなんてことも
ニュースで見たりします・・・


おそらく漬物桶として

名もなき名工(おけやさん)がつくったモノだろう・・・

そんな貴重な木桶が数本!

当時、味噌づくりがマイブームとなっていた私は・・・

迷わずその木桶たちをレスキューし、

味噌桶として新たな命を吹き込んだのでした!



自家消費のためというより
趣味というか・・・
ボランティアというか・・・?

結構大きな木桶数本に
毎年大量の味噌を仕込む!
その量、約200kgオーバー!


我が家で消費するより
こども食堂さんに提供したり
人にあげる方が多いけど、
ほとんどの人は「すごくおいしい!」と評判だ・・・


古民家の我が家+木桶の効果で
良好な発酵環境となっているのでは?と想像してみる・・・





昨年2月に仕込んだ
発芽玄米麹をつかった味噌が
やっとすべて木桶から出た!


味噌にはカビは生えなかったが・・・
味噌があった上部の
木桶の木の内側の部分には
白い産膜酵母をはじめ
その他いろんなものがびっしり・・・
浸透圧の関係なのか?
外側にも何かが浸みだしてきている・・・


プラ桶やホーロー容器にはなかなか見られない景色!


これが美味しさの秘密?
なんて見えない世界を想像しながら
味噌仕込みシーズンに向けて
酵母たちを流してしまうのがちょっと惜しかったけれど、
木桶をキレイに洗うのでありました・・・



来年も味噌仕込みイベントが

開催できればいいなと願う今日この頃です・・・
















関連記事
かさはら味噌!
キムチを手づくりするイベントを開催しました!
生ハムをつくってみた話
酵母たっぷり!
味噌づくりの原料を自給してみようと・・・
こちらはなかなか発酵が進みませんが・・・
Share to Facebook To tweet