酵母たっぷり!
リフォーム工事のお客様のところで
不要になったということで引き取ってきて
ゴミ置き場に放置されていた木桶・・・
よく見ると・・・
新品!
しかも、柿渋塗!
昔はどこの町にもあった桶屋さん・・・
最近は桶職人さんが減少してしまい
木桶文化は危機的状況らしい・・・
発酵の世界ではなんとか桶づくりを伝承しようと
若い職人さんたちが立ち上がり
大桶づくりを学んでいるなんてことも
ニュースで見たりします・・・
おそらく漬物桶として
名もなき名工(おけやさん)がつくったモノだろう・・・
そんな貴重な木桶が数本!
当時、味噌づくりがマイブームとなっていた私は・・・
迷わずその木桶たちをレスキューし、
味噌桶として新たな命を吹き込んだのでした!
自家消費のためというより
趣味というか・・・
ボランティアというか・・・?
結構大きな木桶数本に
毎年大量の味噌を仕込む!
その量、約200kgオーバー!
我が家で消費するより
こども食堂さんに提供したり
人にあげる方が多いけど、
ほとんどの人は「すごくおいしい!」と評判だ・・・
古民家の我が家+木桶の効果で
良好な発酵環境となっているのでは?と想像してみる・・・
昨年2月に仕込んだ
発芽玄米麹をつかった味噌が
やっとすべて木桶から出た!
味噌にはカビは生えなかったが・・・
味噌があった上部の
木桶の木の内側の部分には
白い産膜酵母をはじめ
その他いろんなものがびっしり・・・
浸透圧の関係なのか?
外側にも何かが浸みだしてきている・・・
プラ桶やホーロー容器にはなかなか見られない景色!
これが美味しさの秘密?
なんて見えない世界を想像しながら
味噌仕込みシーズンに向けて
酵母たちを流してしまうのがちょっと惜しかったけれど、
木桶をキレイに洗うのでありました・・・
来年も味噌仕込みイベントが
開催できればいいなと願う今日この頃です・・・