家を建ててから気づくこと⑩・・・コンクリートはひび割れる・・・
2020年12月22日
家を建ててから気づくこと・・・
土間やポーチ、基礎のコンクリートが割れてきた・・・
そうなんです。
硬くて粘りの無いコンクリートやモルタルは
条件が悪いと簡単に割れてしまいます。

鉄筋コンクリートの場合、
はひび割れは結構大変な問題で・・・
ひび割れた箇所から雨水等の水分が侵入すると・・・
鉄筋を錆びさせてしまい・・・
(鉄がさびると体積が増える(膨張する)ので)
コンクリートを内部から押し広げることになり・・・
さらに割れて(剥離して)しまうことにもなりかねないのです・・・
コンクリートやモルタルって本当に便利なモノ・・・
型枠をつくってしまえば、
どんな形でも造り出すことが出来る
非常に便利な素材でありますが・・・
なにぶん現場で打設したり
コテで押さえたりするとなると・・・
セメントと水や砂、砂利の配合によったり、
(コンクリートは工場で配合されて現場にやって来ますが、
モルタルの場合は左官屋さんが現場で調合することがほとんど)
その日の天候、気温、湿度や
施工する人の技術によっても
品質にばらつきが生じてきます・・・
さらに木と同じで
乾燥する際に収縮するので、
薄いところや弱いところが引っ張られて
割れるという現象が起きます。
割れ極力を生じさせないためには・・・
①割れる形状にしない
②厚みを十分とる
③ゆっくり乾かす
という工夫やひと手間が必要となります!
①は部分的にでも
肉厚が薄くなる箇所をつくらないということ。
非常に悪い例ですが、例えば・・・
コンクリートに埋め込まれるはずの
鉄筋が施工ミスにより表面付近にまであると・・・
鉄筋に沿ってスパッとひび割れが生じてしまうでしょう。
おおむねベースの部分で6cm以上、
立ち上がり部分で4cm以上
コンクリートが被っていればOKなのですが、
打設前に「かぶり厚」のチェック、検査は必須です。
②は勝手口や犬走り等のモルタル仕上げの箇所の
塗り厚が薄かった場合や下地と密着していなかった時に
踏まれる等の力が加わる個所で起こるひび割れ。
厚みを十分とるとともに
下地のコンクリートと一体化するために
打設直後にレイタンスという
コンクリートの表面のかすを取り除いたり、
硬化していれば表面をはつる目荒らしという
一工程を惜しまずに施すことによって
極力ひび割れが起きないようにすることが出来ます。
③に関して言えば・・・
非常に大切なことですが、
実践しているところはなかなかないのでは?
コンクリートは打設した直後から
水分が蒸発していきます。
夏の暑い日に急激に水分が蒸発すると
ひび割れてしまうので、
基礎工事の際は散水することがあります。
その蒸発を少しでも遅らせて
ゆっくり乾かすことで頑丈なコンクリートができるのです。
出来れば散水した上からラップするように
ビニールシートを密着させ、水が蒸発しにくい状況にして
長時間そのままにしておけるとベストです。
コンクリートの成分はガラスと同じケイ素。
水に浸かった状況で硬化させると
表面にガラス質が形成され格段に強くなるのです。
最後に、万が一ひび割れが生じてしまった場合は・・・
早めに補修をしましょう!
ひび割れを放かっておくとろくなことはありません。
ひびに直接注入する補修材は
ボンドメーカーなどから市販されていますので、
信頼のおける業者に施工を依頼しましょう。
住宅の礎となる基礎の材料でもあるコンクリート。
正しく施工して丈夫で永持ちする家をつくりましょう。
土間やポーチ、基礎のコンクリートが割れてきた・・・
そうなんです。
硬くて粘りの無いコンクリートやモルタルは
条件が悪いと簡単に割れてしまいます。

鉄筋コンクリートの場合、
はひび割れは結構大変な問題で・・・
ひび割れた箇所から雨水等の水分が侵入すると・・・
鉄筋を錆びさせてしまい・・・
(鉄がさびると体積が増える(膨張する)ので)
コンクリートを内部から押し広げることになり・・・
さらに割れて(剥離して)しまうことにもなりかねないのです・・・
コンクリートやモルタルって本当に便利なモノ・・・
型枠をつくってしまえば、
どんな形でも造り出すことが出来る
非常に便利な素材でありますが・・・
なにぶん現場で打設したり
コテで押さえたりするとなると・・・
セメントと水や砂、砂利の配合によったり、
(コンクリートは工場で配合されて現場にやって来ますが、
モルタルの場合は左官屋さんが現場で調合することがほとんど)
その日の天候、気温、湿度や
施工する人の技術によっても
品質にばらつきが生じてきます・・・
さらに木と同じで
乾燥する際に収縮するので、
薄いところや弱いところが引っ張られて
割れるという現象が起きます。
割れ極力を生じさせないためには・・・
①割れる形状にしない
②厚みを十分とる
③ゆっくり乾かす
という工夫やひと手間が必要となります!
①は部分的にでも
肉厚が薄くなる箇所をつくらないということ。
非常に悪い例ですが、例えば・・・
コンクリートに埋め込まれるはずの
鉄筋が施工ミスにより表面付近にまであると・・・
鉄筋に沿ってスパッとひび割れが生じてしまうでしょう。
おおむねベースの部分で6cm以上、
立ち上がり部分で4cm以上
コンクリートが被っていればOKなのですが、
打設前に「かぶり厚」のチェック、検査は必須です。
②は勝手口や犬走り等のモルタル仕上げの箇所の
塗り厚が薄かった場合や下地と密着していなかった時に
踏まれる等の力が加わる個所で起こるひび割れ。
厚みを十分とるとともに
下地のコンクリートと一体化するために
打設直後にレイタンスという
コンクリートの表面のかすを取り除いたり、
硬化していれば表面をはつる目荒らしという
一工程を惜しまずに施すことによって
極力ひび割れが起きないようにすることが出来ます。
③に関して言えば・・・
非常に大切なことですが、
実践しているところはなかなかないのでは?
コンクリートは打設した直後から
水分が蒸発していきます。
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ひび割れてしまうので、
基礎工事の際は散水することがあります。
その蒸発を少しでも遅らせて
ゆっくり乾かすことで頑丈なコンクリートができるのです。
出来れば散水した上からラップするように
ビニールシートを密着させ、水が蒸発しにくい状況にして
長時間そのままにしておけるとベストです。
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なんかワクワクする・・・
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家を建ててから気づくこと⑧・・・設備機器には寿命がある。交換する時のことを考えておかなければいけません・・・
或る日の猫・・・
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Posted by かさはらの家 at 19:19│Comments(0)
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